南船場のメンズショップ「ARISTCRATICO(アリストクラティコ)大阪店」(大阪市中央区南船場2、TEL 06-6258-7577)が9月20日、増床移転リニューアルオープンした。
同店はオリジナルのワイシャツや、スーツやニット、靴などのインポート製品を扱うメンズショップ。1992年創業、オリジナルのシャツメーカーとして事業をスタートした。同店はオープンより13年間南船場4丁目の店舗で30代~40代の「大人の男性」に向けたスタイルを提案してきたが、今回御堂筋を挟み東側の2丁目へと移転した。
「シャツは肌の一部」(同店の覚野豊店長)という同店のオリジナルワイシャツは仕立ての良さが特徴で、体に合わせて前後の寸法を変えるなど、体に密着する立体的な作りになっているほか、職人による「柄合わせ」や貝を使用したボタンなど細部へのこだわりを見せる。イタリア製のスーツは、メーカーにコンセプトを伝え製造を依頼する「半オリジナル」商品。そのほかニットやアウター、ベルトやネクタイなどの小物は、イタリアやドイツのセレクト商品が並ぶ。中心価格帯は、ワイシャツ=20,000円~、スーツ=170,000円~190,000円、靴=100,000円など。
移転後の店舗は約30坪。移転前の店舗より約2倍の広さになり、これまであまり扱えなかったカジュアル商品などの種類を追加した。店内は「イタリアの古い都市」をイメージし、薄いピンクの土壁、木製什器や白熱灯を使用し「温かみ」を演出した。また、リニューアルに伴い名称を「CAVALLERIA(カヴァレリア) ARISTCRATICO」と変更。「これまでのものを継続しながら新しいものの提案を行っていく」という。
覚野店長は「日本では無名の海外メーカーであっても良いものはたくさんある。ブランドやトレンドを追うだけでなく、『本当に良いもの』を提案していきたい」と話している。