11月13日、ベスパ製スクーター56台が大阪市内をパレードした。
同日、朝日放送・ABCホール(大阪市福島区福島1)にべスパ愛好家たちで作る「べスパクラブ大阪」の会員らのべスパ製スクーター計56台が集結した。同グループは関西でべスパなどのスクーター・モペットなどのオーナーやファンの交流の場を提供することを目的に活動を行う団体。今回は同団体のロゴと、「大阪ヨーロッパ映画祭」のステッカーを貼り付けたべスパで集合した。
ABCホールを出発した56台のべスパは中之島の川沿いに東へと進み、大阪市庁前を通過。大江橋南詰で右折すると御堂筋を南下した。心斎橋では長堀通りで右折し、四ツ橋筋を北上。靭公園前を通過し、梅田のイーマビル(北区梅田1)まで移動した。途中、56台のべスパが連れだって走る姿は多くの人の注目を集めた。
現在開催中の「大阪ヨーロッパ映画祭」の関連イベント、イーマビル1階・多目的ギャラリー「ディーバ」で展示が行われている「写真展 ラ・ドルチェ・ヴィータの年」のPRイベントとして実施された今回のパレード。同展はイタリア映画界の巨匠・フェデリコ・フェリーニ監督の代表作「甘い生活」の劇場公開50周年を記念して企画されたもの。
同作品主演のマルチェロ・マストロヤンニらがローマの街中を走る際に乗っていたのがべスパであることから、べスパクラブ大阪の協力を得て今回のパレードが実現した。写真展では当時のローマや撮影風景、パパラッチたちの活躍を紹介している。ちなみに、同作品のパパラッツォというキャラクターは「パパラッチ」の語源としても知られている。
同展は今月23日まで。