難波の新歌舞伎座、上本町の近鉄劇場跡へ移転-近鉄らが合意

演劇興行の拠点になっている「新歌舞伎座」。御堂筋沿いに位置し、観光名所としても名高い

演劇興行の拠点になっている「新歌舞伎座」。御堂筋沿いに位置し、観光名所としても名高い

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 近鉄(大阪市天王寺区上本町)と新歌舞伎座(大阪市中央区難波)は4月25日、「大阪 新歌舞伎座」を、上本町の近鉄劇場跡に移転すると発表した。

 近鉄によると、建物の老朽化により2004年に閉鎖した近鉄劇場の跡地利用に関して検討を続けてきたところ、新歌舞伎座から難波からの移転を検討していると申し出があった。協議を重ねた結果、今回の基本合意に至ったという。

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 新歌舞伎座は、1932年の大阪歌舞伎座に端を発し、1958年に難波に移転した。俳優や歌手を軸とする「座長公演」を主体とし、現在は月間平均43回の公演を行い、年間約75万人の来場者がある。

 近鉄電車や大阪市営地下鉄、高速バスターミナルなどがある上本町は現在、交通の拠点となっているほか、近鉄百貨店やシェラトン都ホテルなどの施設も集まり、人口、世帯数ともに増加を続けている。

 近鉄では、新歌舞伎座を核テナントとした複合ビルの建設計画を進め、創業100周年にあたる2010年の完成を予定している。同社創業の地である「上本町ターミナルの魅力創出と地域文化貢献を目指したい」(同社)としている。

新歌舞伎座近鉄