見る・遊ぶ

3月末で売却準備に入る精華小で「建築勉強会・校舎見学会」

今回で最終回となる建築勉強会・校舎見学会(写真=9月25日に行われた建築勉強会の様子)

今回で最終回となる建築勉強会・校舎見学会(写真=9月25日に行われた建築勉強会の様子)

  • 0

  •  

 大阪・難波の旧・精華小学校(大阪市中央区難波3)で3月26日、「精華小校舎を愛する人の建築勉強会・校舎見学会」が行われる。

精華小学校では毎年、地元の盆踊りも行われている

[広告]

 精華小校舎愛好会(南船場2)が主催する同勉強会・見学会。大阪が活気に満ちていた大大阪(だいおおさか)時代に建設され、1995年に廃校となった同校舎について、同校の卒業生で一級建築士でもある分田よしこさん(STUDIO WAKEDA代表)らが「重要文化財になってもおかしくないほどの校舎なのに、その存在すら知られずになくなっていくことは建築に携わる卒業生として放置できない」との思いから行うもの。

 同校舎を保有する大阪市は2007年、未利用地の活用方針を策定し、同小学校跡地を「処分検討地」(=10年以内の売却予定地)として位置付けた。このため同校舎は暫定的に学習ルームや小劇場、イベント会場などとして近隣の市民により利用されてきたが、昨年12月8日に開催された精華小劇場活用実行委員会の場で、大阪市から「本年度末で閉館する」旨が伝えられ、3月31日をもって売却準備に入ることが明らかにされた。

 同勉強会では昨年9月に1回目を行い、建築の専門家や同校の卒業生などを招くなどし、月1回のペースで6回の勉強会を行ってきた。最終回の今回は「敷地の可能性」と題し、分田さんが敷地について話す。開催時間は、建築勉強会=13時30分~16時、校舎見学会=16時30分~18時。会場は精華学習ルーム302号室。参加費はそれぞれ500円。事前申し込みが必要で、氏名、住所、電話番号、卒業年(同校卒業生の場合)を書き、info@seika373.comまたはFAX 020-4668-0277まで。ただし校舎見学会は定員に達したため、現在は建築勉強会の参加のみ受け付けている。

 分田さんは「大阪市内では戦前の鉄筋コンクリート造の小学校校舎は精華小くらいしか残っていない」と話す。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース