道頓堀・日本一古いおでん店「たこ梅 本店」が5年ぶりに復活

店内は、「目の前」で煮込まれるおでんの香りがたちこめる。写真はカウンターの様子

店内は、「目の前」で煮込まれるおでんの香りがたちこめる。写真はカウンターの様子

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 老舗おでん店「たこ梅 本店」(大阪市中央区道頓堀1、TEL 06-6211-6201)が10月22日、5年ぶりに営業を再開した。

 同店は江戸時代末期の1844年、岡田梅次郎さんが創業、当時「たこ」と呼ばれるカウンター形式の店舗であったのと、梅次郎さんの名前から「梅」をとって、店名を「たこ梅」とした。2002年に一度閉店となったが、5代目店主の岡田哲生さんが本店の復興を決意。梅田の3店舗「北店」「分店」「東店」とともに営業を行っている。

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 店舗は木造2階建ての一軒家のような造り。「以前の店舗を改修するとともに、昔から親しまれたものは極力残した」(哲生さん)。1階にはカウンター15席とテーブル10席を設ける(2階のオープンは未定)。

 「たこ梅」のおでん(関東煮)に、欠かせないのが、梅次郎さんが命名した「さえずり」と呼ばれる鯨の舌。かつおベースの出汁で「さえずり」など具材を煮込む。哲生さんは「記憶に残る昔の味と香りをたよりに、できるだけ昔のものに近づけるように工夫した」と話す。

 具材は「さえずり」(1串900円)、「鯨すじ」(2串800円)、「だいこん」(1個220円)、「あつあげ」(1個160円)「もち巾着」(2個320円)などを用意、日本酒などのアルコール類も提供する。平均客単価は約2,500円を見込む。

 中心客層は、30代~40代のビジネスマンや50代以上の常連客。「上司が部下を連れて来て下さったり、子どもや孫と一緒に来店される常連のお客さんも。味と雰囲気を信頼していただき、何世代にもわたってご愛顧いただいてこそ、本当の『老舗』だと言える」(同)。

 哲生さんは「5代目店主である私は、6代目へバトンを渡す『中継者』。100年後も老舗の味を守り営業を続けていたい」と意気込みを表す。

たこ梅