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アメ村で写真展-ホンマタカシさんがポラで捉えた水原希子さん

月25日から開催される「about a girl」展では、写真家・ホンマタカシさんが女優・水原希子さんを撮り下ろした作品を紹介(写真は作品の一例、提供=スタンダードブックストア)

月25日から開催される「about a girl」展では、写真家・ホンマタカシさんが女優・水原希子さんを撮り下ろした作品を紹介(写真は作品の一例、提供=スタンダードブックストア)

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 写真家・ホンマタカシさんが女優・水原希子さんを撮り下ろした作品を紹介する「about a girl」展が9月25日から、大阪・アメリカ村の書店「スタンダードブックストア」(大阪市中央区西心斎橋1、TEL 06-6484-2239)地下1階のカフェで開催される。

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 同展は、現存する世界唯一のインスタントフィルムメーカー、インポッシブル社が昨年オープンした「Impossible Project Space Tokyo(インポッシブル・プロジェクト・スペース)」(東京・中目黒)で7月~8月に開かれた写真展の巡回展。ポラロイド社の経営破綻に伴い、生産が中止になっていたインスタントフィルム。インポッシブル社は2008年、同社のオランダ工場を買い取り、ポラロイドカメラで使用可能な次世代のインスタントフィルム開発に取り組んできた。2010年に「PX 100 Silver Shade」「PX 600 Silver Shade」(モノクロ)、「PX 70 Color Shade」(カラー)を相次いで発売。同年12月には、インスタントフィルムの魅力を発信するアジアの拠点として同スペースをオープン、森山大道さんや荒木経惟さん、ジャック・ピアソンさんなど国内外の写真家とコラボレーションを展開している。

 同スペースが写真家とのコラボレーション企画第3弾の相手に選んだのが、ファッション雑誌や広告の世界で活躍した後、1998年に写真集「東京郊外 TOKYO SUBURBIA」(光琳社)で第24回木村伊兵衛賞を受賞、2004年には写真家の中平卓馬さんを追った映画「きわめてよいふうけい」を発表するなど、独自の世界観で国内外から高い評価を受けているホンマさんだ。ホンマさんは、著書「たのしい写真-よい子のための写真教室」(平凡社、2009年発売)の中で、ポラロイド社のフィルム工場操業中止について「惜しまれる」と言及していた。同展は、今年に入ってインポッシブル社のインスタントフィルムに出合ったホンマさんが、「PX 680 Color Shade FF」「PX 600 Silver Shade UV + Grey Frame」を使って水原希子さんを撮り下ろした作品を展示するもの。

 同店広報の平井静香さんは「カフェ内の特設スペースに、東京で展示した作品にいくつか新しい作品も加えて16点ほど展示する予定。ホンマさんの作品を美術館以外で見られる貴重な機会なので、気軽に見に来ていただければ」と呼び掛ける。

 開催時間は11時~22時30分。入場料は500円(1ドリンク付き)。10月15日まで。初日の9月25日には、ホンマさんを迎えてトークショーとサイン会を開く。開催は13時~(12時開場)。参加費が500円(入場料、1ドリンク付き)。要予約。定員100人。予約方法など詳細はホームページで確認できる。

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