大丸心斎橋店(大阪市中央区心斎橋筋1、TEL 06-6271-1231)は3月24日、本館1階の婦人雑貨売り場を15年ぶりに全面リニューアルする。
本館1階は、2009年の北館オープンに合わせ御堂筋側と中央の化粧品売り場を改装していたが、「マーケットの変化、周辺環境の変化に伴い、お客さまの求める売り場ではなくなりつつあった。2011年にはキタ地区・あべの地区が大きく様変わりし、エリア間での競争がますます激化した」(同店)ことから、将来に向けた成長とエリアの集客力アップを目的に、婦人用品・婦人靴・アクセサリー売り場の改装に踏み切った。
リニューアルでは、「トレンドに敏感でおしゃれ、ちょっと目立ちたがりな大人の女性」をターゲットに据え、「MD(マーチャンダイジング)強化」「サービスの強化」「環境の強化」の3点を強化ポイントにした。
「MD強化」では、「サマンサティアラ」が百貨店初出店、靴下をトレンド性の高いものに変えるほか、高級ハンカチコーナーを常設しギフト需要に対応。「コインシデンス」「スワロフスキー」「ビジュソフィア」「ヴェレッタオッターヴァ」などのアクセサリーブランド、ヘアアクセサリーの「コゼット」、帽子の「ヘレンカミンスキー」、ネックウエアの「パンゲア」、婦人靴の「ランバンコレクション」「ロックポート」「ポリーニ」などを新規導入する。
「サービスの強化」では、来店客が気になった商品についての「お気に入りメモ」や、購入した商品についての「商品点検済みカード」を販売員が手渡すほか、シューフィッター専用カルテを作成するなど、顧客との関係性を強化する。
「環境の強化」では、アクセサリー売り場の什器やサインを変更し、婦人靴売り場に三面鏡のあるフィッティングルームを設置するほか、心斎橋筋側の出入り口を全て自動ドアにするなどで整備を進める。