東京を中心にバーチャルオフィスを展開するMOOR(ムーア、東京都港区)は6月4日、大阪・南船場にバーチャルオフィス「ワンストップビジネスセンター大阪心斎橋店」(大阪市中央区南船場4、TEL 06-4400-5061)をオープンした。
バーチャルオフィスとは、SOHOワーカーや個人事業主などに対し、住所貸し、電話転送、郵送物転送などを提供するサービス。同社は青山店、表参道店、田町店(以上、東京都港区)、蔵前店(東京都台東区)のほか香港でも同事業を展開。ビジネス展開から約2年で、延べ1000社以上が利用する。
執務スペースは貸し出さないため日常業務を行うことはできないが、固定費を抑えることができるため、スタートアップ企業や、新規事業の立ち上げ時、業務の縮小時などにニーズがあるという。同店の安田知世さんは「IT系やコンサル関係の人の利用が多い。東京の店舗の利用客が東京と大阪を行き来することも多く、利用が見込めるため大阪での出店を決めた」と話す。
利用料金は、住所利用と郵便物転送を行える「エコノミープラン」が月額4,800円、電話転送が付いた「ビジネスプラン」が月額8,900円~、さらに電話対応代行が付いた「プレミアムプラン」が月額1万4,800円~など。別途初期費用として9,800円が必要。完全個室の会議室(8席)も1時間1,000円で利用できる。
同店では現在3社が利用しており、12月末までに200社の利用を目指す。