心斎橋筋商店街を中心としたエリアに、カジュアルブランドの大型店舗の出店が相次いでいる。
心斎橋筋商店街は、心斎橋筋の長堀通~戎橋の約600メートルの南北の筋。以前から「ユニクロ」や「ZARA」などが出店していたが、2009年11月の大丸心斎橋店「北館」の出店がきっかけとなり、ファストファッションブランドの集積が目立ち始めた。
戎橋北側に2010年3月、「H&M」の関西1号店が出店したのを皮切りに、10月には「ユニクロ」の日本初となるグローバル旗艦店が心斎橋駅近くに出店、さらに同月、ユニクログループの「g.u.(ジーユー)」の初の旗艦店が心斎橋筋商店街中央に出店するなど、同商店街にはファストファッションの大規模店舗の出店が目立った。
その後もファストファッションの集積は続き、2011年11月、戎橋の「H&M」の既存店舗の真向かいに新たに「H&M」が出店したほか、今年3月には「ZARA」の姉妹ブランド「ベルシュカ」が戎橋近くに旗艦店を関西初出店した。
この流れは止まることを知らず、今後もファストファッションの集積は続く。2013年春に心斎橋パルコ跡に「H&M」の国内最大規模の旗艦店が出店、同じく2013年春に道頓堀の戎橋近く(「TSUTAYA」横)に「FOREVER21(フォーエバー21)」が国内最大級の規模で関西初出店するなど、いよいよ周辺エリアにも波及し始めた。