情報通信サービス事業を行うケイ・オプティコム(大阪市北区)は12月10日、同社9番目のデータセンターとなる「心斎橋データセンター」の建設計画を発表した。
企業情報のIT化が進み、電子データが重要な資産として蓄積されるようになり「電子データの維持・運用が重要な課題」(同社)となっていることから、同社ではこれらの課題に対するソリューションとして「データセンター」を位置付けている。企業は自社の電子データを蓄積するサーバをデータセンターに設置することで、災害や停電といったリスクに備えたり、情報漏えいなどのセキュリティー対策を行うことができる。
「心斎橋データセンター」は、関西圏でも特に需要の高い大阪市内に建設され、最寄り駅から徒歩5分という利便性の高い立地が特徴で、「緊急時の駆け付けや資材搬入時の利便性を確保」(同社)しているという。また、ビル免震による地震対策や浸水対策、自動消火設備などを備えるほか、同社ネットワークに直結した高速・大容量のインターネット接続回線を提供する。
サービス料金は未定だが、「ハウジングサービス」だけでなく「ホスティングサービス」や「マネージメントサービス」、「イーサネットVPNサービス」などさまざまなサービスを提供していくという。
サービス開始は2008年7月1日を予定。