なんばの地下街「なんばウォーク」クジラパークで9月28日から、古着回収イベント「あなたの古着を世界へ届けよう」が始まった。
1999年から毎年行われている同イベントは、家庭で不要になった衣類や毛布などを会場に持参してもらい、衣類を必要としている海外の人々へ届ける取り組み。昨年までに、約114万着が集まった。
今年集めた衣類は、東南アジアのラオス人民共和国へ送る予定。同国は、子どもの死亡率が高く教育環境も整備されていないなどの問題を抱え、世界の最貧国の一つに数えられている。
回収品は、洗濯済みの夏物の衣類や毛布、新品のシーツ、タオル、下着、靴下などで、受け取りができないものは、スーツ、ジャケット、スカート、ワンピース、和服、布団、ベビー服と、衣類以外の小物。
古着回収のボランティアに参加している同志社女子大学の中島由梨さんは「ストリートチルドレン、児童労働など子どもにかかわる世界の問題に興味があり、今回は少しでも誰かのためになればと思い参加した。この動きがもっと広がればと思う」と話す。
開催時間は11時~20時。今月30日まで。