大阪市交通局は今年10月、大阪市営地下鉄御堂筋線なんば駅構内に、駅ナカ商業施設「ekimo(エキモ)」を開業する。
大阪市交通局では天王寺駅・なんば駅・梅田駅の大規模改修に関連し、2010年12月、3駅で開発を予定している駅ナカ商業施設の運営管理者を募集。審査を経て2011年に南海商事(大阪市中央区)、東急不動産(東京都渋谷区)を選定。両社と共に同施設のコンセプト検討やテナント選定などを行ってきた。
駅ナカ商業施設の名称は、3駅で統一となる「ekimo(エキモ)」。まず今年4月18日に「ekimo天王寺」を開業し、次いで10月に「ekimoなんば」、来年4月に「ekimo梅田」を開業する。大阪市交通局管内ではこれまで大規模な駅ナカ商業施設はなく、「ekimo天王寺」が初めてとなる。
「駅」という単語に、「もっと」「more」の意味を持たせた「も」を付けた施設名称「ekimo」のコンセプトは、「街のサポートステーション」。駅ナカ施設に求められる便利さのほか、駅ごとに異なる個性に応じ、テナントリーシングを行う。「ekimoなんば」は特に「visitor support」を掲げており、観光客向けのテナントも入れる予定。店舗面積は1050平方メートルで、18店舗が出店する。