なんばグランド花月(大阪市中央区難波千日前)で2月21日、現在公演中の「吉本百年物語」2月公演「アンチ吉本・お笑いレボリューション」のエンディングに、貴乃花親方がゲスト出演した。
吉本興業は創業100周年を迎えたプロジェクトの一環として、昨年4月より1年間にわたり月替わりで12本の「吉本百年物語」を上演している。今回で11弾目となる公演は、ダウンタウン誕生の時代から、漫才ブームが去った後の心斎橋2丁目劇場でさらなる高みに向かって戦う若手芸人たちを取り巻く「お笑い新時代の幕開けの物語」を、主演の月亭方正さんをはじめ、ココリコ・遠藤章造さん、小川菜摘さんら個性的な出演者が演じる。
公演のエンディングにゲストとして貴乃花親方がステージに上がり、同月22日に発売される「大相撲×吉本W鑑賞券」のPRを行った。貴乃花親方は「来月開催する大相撲協会と吉本興業が、同じなんばの地から大阪、ひいては日本を盛り上げて行きたい」と意気込んだ。また、出演者のペナルティ・ワッキーさんと「大阪場所だよ、びーよよよーん」とギャグを披露し、客席を沸かせた。
公演終了後の会見で、月亭方正さんら出演者は「貴乃花親方の観劇に出演者は良い緊張を持って芝居に望めた。やはり親方の存在感は大きい。毎日でも来てほしい」などと話した。貴乃花親方は、公演の題材でもあるダウンタウンの下積み時代と自身の現役時代に重ね「下積み時代は苦しいものだが、泥臭くてかっこいい。その経験がやがて自分の糧になる。ぜひ、今の若い人たちに見てほしい」とPRした。
2月公演は、来月2日まで。