大阪・南船場の写真ギャラリー「NADAR（ナダール）/OSAKA」（大阪市中央区南船場3、TEL 06-6251-8108）は6月25日から、写真サークル8団体による合同写真展「ナダサークル文化祭」を開く。

「ナダールおやじの会」メンバーが撮った写真

　同ギャラリーは、南船場3丁目にあるレトロビル「大阪農林会館」の地下1階にあり、今年で開設13年目を迎える。さまざまな写真展や写真に関する教室・ワークショップなどを開いており、写真愛好家の間で人気も高い。同展は、同ギャラリーを中心に活動する写真サークルによる合同写真展。「普段は各サークルで写真を楽しんでおり、なかなかサークル同士が交流する機会がない」（同ギャラリーの橋本大和さん）ことから企画した。

　参加するのは、手焼きのモノクロ写真にこだわる「北浜白黒写真倶楽部」、デジタル・フィルム問わずモノクロを楽しむ「モノクロ普及委員会」、同ギャラリー主催の写真教室「ナダール女性のための写真教室」をきっかけに結成された女性だけの写真サークル「∞ COULEUR」「hacca」「hygge」、おやじたちと女性たちがお互いから学び合う「ナダールおやじの会」、カラーフィルムからのアナログプリントが好きな「フィルムで撮ったら、レンズで焼く会」、デジタル・フィルム問わずカラー写真を楽しむ「フォトリコ」の8団体。

　橋本さんは「どのサークルも面白い人たちばかりだが、特に『ナダールおやじの会』は結成時のメンバーは年配のおやじさんたちだけだったのが、活動を続けている間に、女性のメンバーが増え、今ではメンバーの半数が女性。おやじさんたちは女性メンバーの撮る写真に『自分たちにはない感性』と刺激を受け、女性メンバーたちはおやじさんたちから自分たちの知らない写真の知識を授かり、と刺激し合って活動している。写真を見せ合ったり、意見を言い合ったりできる仲間がいると、写真の楽しさはよりいっそう広がる」と話す。

　会場には、各サークルの普段の活動や、メンバーの様子が分かる「ナダサークルファイル」も用意する。

　開催時間は11時～19時。6月30日まで。