大阪・長堀橋のケーキ工房兼キッチンスタジオ「focetta(フォチェッタ) SWEETS STUDIO」(大阪市中央区島之内1、TEL 06-4708-3926)で8月3日、子どもパティシエ体験が行われ、5人の児童がスイーツ作りに挑戦した。
「子どもパティシエ体験」は、北浜でスイーツ店「FOCE(フォーチェ)」(中央区伏見町2)を展開するDEX(東京都港区)が取り組む食育プロジェクト。これまでは店舗を貸し切りにして行っていたが、スタジオでの実施は初めてとなる。同スタジオは5月、スイーツの工房やパティシエの練習場所、さらに一般客が製作過程を見学できる場所としてオープンした。
今回は、大阪市内在住の4~5歳の児童とその家族が参加。プロのパティシエの指導を受けながら、クッキーの型抜きやワッフル作り、デコレーションなどを体験した。完成後は家族でワッフルを試食し、母親らは子どもが初めて手掛けたスイーツを味わった。4歳10カ月の女児と参加した母親は「もともと自分で何かを作ったりデコレーションしたりするのが好きな子どもなので、楽しんでできたみたい。作ったワッフルはすごくおいしい」と笑顔を見せた。
「FOCE」シェフパティシエの杉本憲重さんは「家族でスイーツ作りを体験できる機会は、なかなか少ないもの。自分で作ったスイーツで人を笑顔にするという体験を、もっと届けたい」と話し、「クリスマスやバレンタインなどのスイーツが似合う時期にもどんどん開きたい」と意欲を見せた。