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なんばウォークで古着回収イベント、学生実行委のアイデアも

学生実行委員会の会議の様子

学生実行委員会の会議の様子

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 なんばの地下街「なんばウォーク」内クジラパークで9月19日から、古着回収イベント「あなたの古着を世界へ届けよう」が行われる。

学生らが日本救援衣料センターの倉庫を見学

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 今年で15回目となる同イベントは、家庭で不要になった衣類や毛布などを会場に持参してもらい、衣類などを必要としている海外の人に届けるもの。昨年までに延べ7万4931人が古着を持ち込み、集まった古着約290トンは、NPO法人日本救援衣料センターを通じて南米、アフリカ、アジア諸国に届けられた。今年は、コロンビア共和国とコンゴ民主共和国に寄贈する予定。

 なんばウォークでは、「若者にも世界で起きている困窮に関心を持ってほしい」という思いから、関西の大学へボランティア参加を呼び掛け、大阪経済大学や大阪樟蔭女子大学、近畿大学の学生による実行委員会を立ち上げ、約40人の学生らが同イベントの広報や運営に取り組んでいる。

 実行委による会議では、SNSを使ったり海外に古着を届ける過程を紙芝居にしたりして広報活動をするなどのアイデアが挙がった。また、実際に古着が集まる日本救援衣料センターの倉庫を見学した。なんばウォークの菱木拓さんは「学生ならではの考えが出てきて、新鮮で私も刺激を受ける」と話す。ボランティアは初めてという近畿大学1回生の江本哲也さんは「届け先の国について知らないので、もっと知りたい。古着を届けて海外の人に喜んでもらいたい」と話す。

 開催時間は11時~20時。今月23日まで。

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