大阪・南船場にある青森・岩手・秋田のアンテナショップ「きた東北発見プラザjengo(ジェンゴ)」(大阪市中央区南船場3、TEL 06-6241-7144)で3月8日、「春の復興支援大感謝祭」が始まる。
同店は、青森・岩手・秋田の北東北3県が共同で運営するアンテナショップ。農産・海産加工品、菓子、酒、工芸品など常時1500商品を販売する。今年7月の創業10周年を前に昨年7月から定期的に感謝セールを実施しており、今回で4回目となる。
震災で蔵と工場が全壊し、昨年工場を復旧させた八木澤商店(岩手県陸前高田市)の「蔵出し気仙味噌(みそ)」(赤・白、500グラム=各315円)、内陸の盛岡に蔵を借りて製造を再開した赤武酒造(同大槌町)の「浜娘 純米吟醸」(720ミリリットル=1,575円)、2年前に元の場所で製造を再開した菱屋酒造店(同宮古市)の「千両男山 純米吟醸『菱屋』」(720ミリリットル=1,975円)など、岩手沿岸の事業者の商品や、北東北の春のおすすめ商品などを販売する。
同店で取り扱う商品は大阪では手に入りにくいものが中心で、まとめ買いをする客も多いという。同店を運営する北東北三県大阪合同事務所(大阪市北区)の山本和広さんは「生産は徐々に回復しつつあるが、震災直後に商品の供給がストップしたため、スーパーなどの棚から外され他の商品に置き換えられものが多く、棚を取り返すのがなかなか難しい」と明かす。「北東北ならではのスイーツやお酒、果物を使ったドリンクなども充実しているので、ぜひ買いに来てほしい」と呼び掛ける。
営業時間は10時30分~19時30分。感謝祭は今月23日まで。