高島屋大阪店(大阪市中央区難波5)7階グランドホールで4月2日、大正・昭和の日本画51点を公開する展覧会「きらめく日本画コレクション」が始まった。
大阪市が中之島4丁目に数年後の建設を目指し、昨年、整備方針を決定した「大阪新美術館」の建設準備室が主催する春の企画展。同準備室はこれまで、市民などから寄贈された約3700点と購入した約1000点の、合わせて約4700点もの日本・世界の近代・現代美術コレクションを保有している。
同展で展示するのは、大正期から昭和初期にかけて日本画が最も華やいだ時代に、東京・京都・大阪で活動した37人の画家による、風景画・歴史画・美人画・花鳥画など51点。同準備室のコレクションを中心に、大阪市立美術館や所蔵家の協力を得た。「四季折々の風雅」「歴史と物語の絵画」「聖なる世界と俗なる暮らし」「〈美人〉のいる情景」の4部構成で紹介する。
初日に行われた開会式で、大阪市経済戦略局文化部長の飯田俊子さんは「花鳥風月や美人画など伝統を踏まえたうえで、大正・昭和の新しい時代の新しい風の中で、とにかく何か新しいものを表現しようとした画家たちの思いや表現力に感動した」と話した。
営業時間は10時~20時(最終日は17時まで)。入場料は、一般=800円、大学生・高校生=600円、中学生以下無料。4月14日まで。