「特撮の神様」円谷英二さんの企画展-撮影現場の再現ジオラマも

「ウルトラマン」の特撮現場を再現した大ジオラマ

「ウルトラマン」の特撮現場を再現した大ジオラマ

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 高島屋大阪店(大阪市中央区難波5)7階グランドホールで5月1日、企画展「円谷英二 特撮の軌跡展」が始まった。

科学特捜隊のコンソールパネル

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 日本を代表する特撮ヒーロー番組「ウルトラマンシリーズ」を生み出した円谷英二さんの軌跡をたどる企画展。1901(明治34)年福島県生まれの円谷さんは、1954(昭和29)年公開の日本初の特撮怪獣映画「ゴジラ」で特撮を担当。特殊撮影技術の第一人者となり、「特撮の神様」と呼ばれるようになった。

 同展は、円谷プロが最初に手掛けたテレビシリーズ「ウルトラQ」「ウルトラマン」「ウルトラセブン」を中心に、同展のために制作された大ジオラマ、特撮の小道具や怪獣の展示、シアター、体験コーナーなどで構成。円谷特撮の秘密に迫る。

 会場中央に設けた大ジオラマは、「ウルトラマン」19話「悪魔はふたたび」の特撮現場を再現したもの。1964(昭和39)年東京オリンピック開催時の国立競技場でウルトラマンとアボラスが戦うシーンのジオラマで、カメラ、照明、美術造形を配置。撮影スタッフのシルエットも配置するなど、当時の撮影の様子を360度さまざまな方向から見ることができる。

 そのほか、円谷さんの自筆の日記、撮影小道具、台本、絵コンテなどの展示物のほか、雪原を塩で再現した冷凍怪獣ペギラのジオラマ、ジェットビートルの中に入れるコーナー、科学特捜隊のコンソールパネルなど、ウルトラマンの世界観や特撮の現場を体験することができる。

 開催時間は10時~20時(最終日は17時まで)。入場料は、一般=800円、大学生・高校生=600円、中学生以下無料。今月12日まで。

 6日には、「ウルトラセブン」でアンヌ隊員を演じたひし美ゆり子さんと、最終回の監督を務めた満田かずほさんのトークショーと、ひし美さんとウルトラセブンによる握手&撮影会を行う。11時~、15時~。各回定員50人。1日・3日・4日・5日・10日・11日には、ウルトラヒーローの握手&撮影会を行う。11時~、13時~、15時~。各回定員50人。

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