「大阪ミナミの底力」結集フォーラム-周防町通り活性化協議会

シンポジウムの様子。ミナミ活性化に向けさまざまな意見交換が行われた

シンポジウムの様子。ミナミ活性化に向けさまざまな意見交換が行われた

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 大阪・ミナミのヨーロッパ村周防町通り商店会を中心とした周防町通り活性化協議会は3月3日、ミナミの街づくりを考える「大阪ミナミの底力」結集フォーラムをホテル日航大阪(大阪市中央区西心斎橋1)で開催した。

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 御堂筋の東側を東西に走る周防町通り沿いに広がる「ヨーロッパ村」は、御堂筋から堺筋までの東西約500メートルの地域。ヨーロッパ風の石畳の道路や街灯、レンガ造りの建物には若者向けの飲食店やショップ、ギャラリーなどが並ぶ。御堂筋を挟んで西側に広がる若者の街「アメリカ村」に対し、落ち着いた「大人の街」の雰囲気が漂う。

 商店会活動とともに、地域の駐輪問題やゴミのポイ捨て問題などに取り組む同協議会は、街のルール作りや先進地視察、ミニ文化フォーラムなどの勉強会を重ね、活動の集大成として同イベントを開催した。第1部では、NHKアナウンサーの堀尾正明さんが、担当する番組「ご近所の底力」を通して感じたことを講演、第2部ではミナミに関係が深いパネラーによるシンポジウムが行われた。

 「ご近所の底力」は、放置自転車や落書きなどの身近な困りごとに悩む街の住民が、全国から寄せられた「妙案」を参考に自分たちで解決策を探るという番組。堀尾さんは、「1人の新しい発想が劇的に街を変えたという例は多い。街は人でできているので、1人でも志の強い人がいれば必ず良くなるはず」と話した。

 同協議会の荒木美江子会長、大阪21世紀協会の堀井良殷理事長らが参加したシンポジウムでは、「ミナミは色々な文化が集まる場所。今後も新しいものが生まれる街に」「フレンドリーで、すぐに溶け込めるのがミナミの魅力。ミナミに集まる人を大切にした街づくりを」「歴史や文化的な資源を大切に」などの意見が出た。

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