パン、ケーキ、家庭料理などを教える料理教室「キッチン　ノイエ」（大阪市西区南堀江4、TEL　06-6538-0141）が5月8日、南堀江にオープンした。

　主宰の荒井桂子さんと娘の貴子さんの2人で始めたという料理教室は、パンをはじめケーキや家庭料理、おもてなしの料理など目的に合わせコース選択が可能。各コース10人以下というアットホームな教室により、生徒とのコミュニケーションを大切にしているという。

　桂子さんは、子どものころからパンやケーキ作りに興味を持ち、それが教室を始めるきっかけとなった。三重・四日市で23年間にわたり料理教室「パンの家」を主宰していたが、2006年に閉校、今月8日に南堀江に同教室をオープンした。桂子さんが堀江に住む貴子さんを訪ねた際に、公園で家族連れが和気あいあいと過ごす姿を見て、「おしゃれな都会の中に、人々の生活の香りを感じ、この場所に教室を持とうと決めた」という。

　もともと倉庫だった場所を改装し、自ら教室の模型を作るなど積極的に内装工事にも参加した。教室のイメージは「白いキッチン」。家具や食器にもこだわり、スタイリッシュで、かつ温かみがあるという北欧の家具を使用している。

　桂子さんは「家庭で出来る最高の味」にこだわる。「食材は近くのスーパーでいい。短時間で手間をかけず、でも外食とは違った、温かみのある料理を作りたい。愛情をこめて作れば、どんな高級食材にもかなわないおいしい料理ができる」と話し、レッスン前には必ず気持ちを込めて準備するところから始めるという。

　OLから年配者まで、多くの人に教室を知ってもらいたいとの思いから、ブログの更新も頻繁に行っている。「今注目しているのが、男性向けのコース。少しでも料理に興味をもち、足を運んでもらいたい。そして『家庭料理』の良さを感じてもらえる人に、同じ趣味や価値観を楽しむ感覚で気軽に参加してもらえれば」（桂子さん）とも。

キッチン　ノイエ