高島屋大阪店(大阪市中央区難波5、TEL 06-6631-1101)1階に11月5日、落語家・桂米朝さんそっくりの人間型ロボット「米朝アンドロイド」が登場した。
同店では現在、「大阪ええモン」企画と題し、大阪にちなんだ物づくりやイベントを全館で行っている。「米朝アンドロイド」は大阪大学特別教授の石黒浩さんのチームが開発したもので、米朝師匠にそっくりな外観で、米朝師匠の経験を基に人生について語る。
「米朝アンドロイド」は、約10分にわたり、来店客と会話することができる。最初に客の性別や来店目的などをヒアリングした上で、客が質問ジャンルを選択すると、それに合った対話が始まる仕組み。ジャンルは「落語について」「米朝師匠について」「人生の悩みについて」の3つ。対話の種類は約40種類で、客の意思表示はモニターの項目をタッチすることで行う。対話は基本的に1対1だが、2人まで合いの手を入れることもできる。
港区から来た50代の男性は「最初見た時は本物かと思って驚いた。対話しなくても見るだけで楽しめる」と話す。
展示時間は10時~18時。今月11日まで。