高島屋大阪店（大阪市中央区難波5）7階で3月4日、東北各地のグルメや工芸品を集めた「大東北展」が始まった。

福島牛すじカレー

　東北の経済と観光への復興と振興に寄与することを目的に2012年3月から始まった同展は今回で4回目。東北地域の食品加工や菓子、酒類メーカーなど飲食50店舗のほか、工芸品15店舗が出店する。昨年度、あべのハルカスのオープンに対抗して「さわはん工房」が作成した373（ミナミ）の数字を印字した高さ約1メートルの巨大起き上がりこぼしも設置する。

　サッカー日本代表帯同シェフを務める西芳照さんのレストラン「アルパインローズ」は関西初登場。「福島牛すじカレー」（900円）や「福島野菜カレー」（800円）など、サッカー日本代表選手が試合後に食べ、次の試合のために英気を養ったという3種類の名物カレーを福島県産の食材を使って用意する。

　東日本大震災後に運休していたJR石巻線の再開を後押しするため、JR石巻線沿線の女川駅に焦点を当て、女川前浜から直送の海の幸10数種類を使う「特選女川丼」（3,000円）、女川湾で水揚げされたサンマを使った昆布巻「リアスの詩」（864円）のほか、東北6県の代表的な素材を使った丼は15種類以上。

　高島屋広報の永井清女さんは「数を重ねるごとに店舗の活気がよくなっている気がする。商品を購入することで被災地支援につながるので、ぜひ足を運んでいただければ」と話す。

　開催時間は10時～20時（最終日は17時まで）。3月9日まで。