大阪・アメリカ村の三角公園西側の阪神高速高架下にある阪神高速ミナミ交流プラザ「Loop A」(大阪市西区南堀江1、TEL 06-6532-4567)で8月18日、大阪大学レゴ部による作品展が始まった。
昨年より始まった、関西を中心に活動する若手アーティストを紹介するシリーズ企画「Loop A Garden」の本年度1回目の展示会。大阪大学の学生約20人と社会人など約30人で構成する同部では日頃、子どもを対象にレゴブロックを使ったワークショップを行っているほか、年2回の学祭では2000人以上を集めるほどの人気を誇る。「レゴを通じて子どもたちにサイエンスの楽しみ方を教えている」と部長の八木さとしさん。
同展では、1万5000ピースのレゴブロックで40時間かけて製作した、高さ80センチ、重さ約20キロの巨大な「大阪城」のほか、楽器、たこ焼き、スイカなど約50点の作品を展示する。目玉は太陽と地球と月の動きがわかる「レゴ惑星儀」。5人で2カ月かけて製作したもので、学外での展示は今回が初めて。モーターを内蔵しており、地球が太陽の周りを1周公転する間に約365回自転する。「製作するにあたりギアの調整に苦労した。子どもたちに公転と自転をイメージしてもらえれば」と工学部3年の吉谷友希さん。8月30日には実際に電源を入れ、動く様子も披露するという。
最終日の今月30日には、5~10歳前後の子どもを対象にしたワークショップ「レゴで動くぬいぐるみを作ろう!」を開く。テコやクランクの仕組みを利用してぬいぐるみを動かす。13時~14時、15時~16時、17時~18時の3回。参加無料だがホームページからの事前予約が必要。各回定員12人。
開館時間は12時~19時。水曜定休。入場無料。今月30日まで。