高島屋大阪店(大阪市中央区難波5)で9月30日から、おせち料理の予約受け付けが始まる。
近年、年末年始は家族で過ごすことを大切にする人が増えており、少子高齢化による胃袋の減少や、食生活の嗜好(しこう)の変化がおせち料理にも影響しているという。同店では、近年の傾向を踏まえ、より多くの客の嗜好に応えるために過去最高の450種のおせち料理を用意した。
今年の目玉は幅広い世代に人気のスーパーマリオをモチーフにした「高島屋 家族三世代おせち」(2万7,000円)。「家族が集まるお正月に会話が弾むおせち料理を楽しんでいただきたい」(おせち料理担当バイヤーの桑原慎太郎さん)と開発した。紋付きばかまを着用したオリジナルのマリオが描かれている重箱は、ファミコンを意識して赤と白を基調にした。家族三世代向けに和・洋中・子ども用の3段重ねで、スーパーマリオ16作の人気タイトルを再現したカードも付く。
毎年人気の料亭のおせちは、過去最高額の49万6,800円の「金沢 金城楼」を用意。一段重のおせち料理は昨年より35種類追加し、少人数で手軽に楽しめるおせち料理を充実させた。今年開業を迎えた北陸新幹線をテーマにした「北陸新幹線開業記念おせち」(3万,2400円)も。
桑原さんは「年々おせちの需要は増えてきている。百貨店ナンバーワンの品ぞろえで前年度比約3%以上の売り上げを目指したい」と意気込んだ。
営業時間は10時~20時。12月25日まで。