南海難波駅で1月13日、冬の沖縄への旅客誘致を図るPRイベントが行われた。
南海電鉄、沖縄県、一般財団法人沖縄観光コンベンションビューローの3者が、関西各地から冬の沖縄への旅客誘致を図ることを目的に実施している「真冬の沖縄旅客誘致キャンペーン」の一環。同駅利用者に対して、沖縄の魅力を掲載したパンフレット配布や沖縄物産品のサンプリングなどを行った。
南海電鉄では、難波から関西国際空港(関空)を40分弱で結ぶ特急「ラピート」を運行しているほか、関空~那覇間は飛行機で約2時間と近いことから、「南海沿線と沖縄県は非常にアクセスが良い関係にある」(同社)。一方で沖縄といえば夏のイメージが強く、2月や6月は閑散期となっている。そこで今回、1月23日~5月5日に県内各地で開催される「沖縄花のカーニバル2016」や、船上からクジラを間近に見る「ホエールウオッチング」などの「冬の沖縄」の魅力をアピールし、冬季の旅客誘致をしたい考え。
PRイベントだけでなく、さまざまな取り組みを行っている。南海電鉄の沿線情報誌「NATTS」1月号では、今回初めて南海沿線ではなく沖縄の特集を組んだほか、なんばCITY南館1階の居酒屋「おもろ」では特別メニュー「沖縄そば煮込みセット」(950円、14時までの提供)を、難波駅「バッソカフェ」では自家製ラフテー、島豆腐の揚げ出しなど7品の沖縄料理(各300円、17時以降の提供)と、オリオン生ビール、泡盛など5種のドリンク(各400円)を、1月31日までの期間限定で提供。南海沿線のコンビニエンスストア「アンスリー」でも「雪塩ちんすこう」(129円)、「ミミガージャーキー」(172円)、ジーマーミとうふ(224円)などを販売する。
沖縄観光コンベンションビューロー西日本事務所の新川博所長は「冬の沖縄は暖かくて、お客さまも多すぎず動きやすい。花のカーニバルやホエールウオッチングはお勧め」と沖縄への旅行を呼び掛ける。