大阪・南堀江の常設型マルシェ「marche&dolce(マルシェ&ドルチェ)」(大阪市西区南堀江4)がオープンして2カ月が過ぎた。
「おいしいものだけを、ぞくぞくと」をコンセプトに、生産者と共同して、栄養価の高い旬の野菜や果物を用意する同店。西日本産を中心にそろえ、無農薬、有機、減農家にこだわる。ターゲットは主婦。2012年に阪急千里線淡路駅前にオープンしたが、今回南堀江に移転して心機一転オープンした。
オーナーの長野建司さんの親族が種子島で安納芋を作っていたことがきっかけで、安納芋の販売業を担うことになり、種類を増やしていき現在の業態になったという。かつては駐車場のように何もない状態だったという店内は、壁に水色や白色のペイントを施したり、棚や黒板も取り付けたりなどスタッフ自らがカントリー風に仕上げた。店内には常時30種類以上の野菜や果物を用意。現在は「旬の玉ネギや水菜がおすすめ」とスタッフの大友麻衣子さんは話す。
南堀江に移転後、オートミールやアーモンドなどの素材を使った「オーガニックグラノーラ」(100グラム=498円、250グラム=880円)や、フードコーディネーター監修のバナナやりんごなど5種類の果物が入った「ミックスジュース」(380円)などのドリンクや加工品の取り扱いを始めた。5月からは3種類のスムージーも販売予定。通信販売も行う。
大友さんは「より多くの人においしい野菜や果物の魅力を知ってもらい、生産者の方にお客さまの声を届けるパイプ役になれたら」と話す。
営業時間は10時~19時。