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アメリカ村ビッグステップに黒田征太郎さんのギャラリー「KAKIBA」

黒田征太郎さん

黒田征太郎さん

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 大阪・アメリカ村の「心斎橋BIGSTEP」(大阪市中央区西心斎橋1)地下2階に4月23日、アーティスト・黒田征太郎さんのギャラリー兼アトリエ「KAKIBA 描場」(TEL 06-6125-5549)がオープンした。

アメリカ村のシンボル壁画「ピース・オン・アース」

 1939(昭和14)年、道頓堀生まれの黒田さんは、デザイン事務所勤務を経て渡米後、日本に戻り、グラフィックデザイナーの長友啓典さんとデザイン事務所ケイツー(東京都港区)を設立。50代で再び渡米、ニューヨークに約18年間滞在した後、現在は福岡県北九州市を拠点に制作活動を続けている。「定住できない運命。20日間ぐらい同じ場所にいたら居心地が悪くなる」と黒田さん。

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 イラストレーターとして数々の賞を受賞するほか、ホスピタルアート、ライブペインティングなど幅広いアーティスト活動を行っている。大阪ではFM802のロゴデザインや、アメリカ村のシンボル壁画「ピース・オン・アース」で広く知られている。関西電力変電所壁面に描かれた同壁画は1983(昭和58)年、地元商店会の依頼により誕生した。『アメリカ村は若者の街なので若者に描かせるべきだ』と主張したが良い作品が集まらなかったこともあり、断り切れずに3日間かけて描いた。もともと1年間で消す約束だったが、結果的にアメリカ村のランドマークになった」と黒田さん。「ペンキの入った風船を投げて消そうとしたこともあった」と笑う。

 同ギャラリーでは、東大阪の工房とのコラボで制作した、アクリルに入ったアート作品を展示、販売する。「額縁に興味があるが、なかなか気に入るものがなかった。元々アクリルという素材に興味があったことともあり、アクリルの中に作品をぶち込んだらフレームもいらないし面白いのでは」と、アクリルを使った作品を制作したいと考えていたところ、インテリアデザイナーの森田恭通さんから工房を紹介してもらった。「最初は3つだけ制作する予定だったが、あれよあれよという間に2トン半ほどの作品ができた。そんな中、今までになかったこの作品を多くの人に見てもらいたいという思いに賛同してくれた周囲の人たちの協力でこのギャラリーができた」という。

 同ギャラリーについては、「作為的なことは何も考えていない。水たまりに石を投げこむと波紋ができるように、このギャラリーができたことで何か広がっていったら」と黒田さん。在阪中は同ギャラリーに滞在し、制作活動を公開するほか、来店客とも気軽に交流したいという。「月のうち10日ほどは大阪にいる予定。誰でもぜひここに来てほしい。お会いして話をしたり、一緒に絵を描いたりしてもいい」と呼びかける。直近の在廊予定は5月20日~29日。

 営業時間は11時~20時。開廊日は土曜・日曜と、黒田さんの在廊日。

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