なんば駅前で11月11日、3日間限りで仮設広場をオープンする社会実験「なんばひろば改造計画」が始まった。
高島屋大阪店となんばマルイの間の「なんば駅前広場」は、北側を東行き2車線道路が、南側を西行き2車線道路が取り囲み、道路で囲まれた東部分がタクシー停車場に、西部分が喫煙スペースとバス乗り場として整備されている。
地元では10年ほど前から、同広場を歩行者主体の空間として整備しようという機運が高まっており、昨年12月、地域団体、行政、大阪商工会議所、専門家などで構成する「なんば駅前広場空間利用検討会」が設置され、広場化に向けての取り組みが本格化した。
社会実験では、高島屋前の西行き2車線道路と、隣接するタクシー停車場を3日間にわたり封鎖。タクシー停車場には観光案内所やステージを設けるほか、マルシェイベントなどを実施。2車線道路にはウッドデッキを敷設し飲食屋台や約100席のカフェスペースを設けるなどし、観光客などにくつろいでもらうことと人中心の空間作りへの共感を醸成することが狙い。
日替わりイベントとして、JR芦原橋駅周辺で行われている人気のマーケット「芦原橋アップマーケット」(11日12時~21時)の誘致や、アーティストによるステージパフォーマンスや映画上映などを行う「J:COM Present なんば駅前広場スペシャルイベント」(12日10時~22時)、国内最大級のトラクターの展示、各地で収穫した新米やおにぎり、玄米パン、玄米パスタ、野菜などを販売する「Kubota Earth Terrace」(13日10時~19時)を予定する。
カフェスペース「なんばひろばカフェ」に出店するのは、フレンチレストラン「RESTAURANT MITTE」とワインバー「島之内フジマル醸造所」。営業時間は8時~22時(最終日は20時まで)。
今月13日まで。