難波駅の駅ナカカフェ「南海パーラー」(大阪市中央区難波5、TEL 06-6644-3600)が1月28日、堺の老舗茶屋「茶寮つぼ市製茶本舗」(大阪府高石市)と共同開発した「抹茶メニュー」の提供を始めた。
「つぼ市製茶」は千利休が生まれた堺で1850年に創業して以来、お茶を作り続けてきた老舗茶屋。南海電鉄グループとのコラボは今回が初で、堺への観光誘致や地域活性化を狙う。販売する抹茶メニューには、同社の茶匠(茶鑑定士6段)が目利きで厳選した濃厚抹茶を使う。
提供するメニューの中で最も人気なのが、抹茶アイスを使った「小倉みつ豆」(680円)。発売開始後は10日間で約60個を売り上げた。小倉みつ豆の人気について南海エフディサービスの森川武さんは「南海パーラーの中心的な客層である、中年から年配のお客さまが安心して注文できる商品なのでは」と話す。そのほかにも「抹茶パフェ」(980円)や「抹茶ムース」(780円)など全6種を用意する。
店舗面積は82坪、席数は84席。ダークブラウンを基調とした内装には暗めの照明を使用し、落ち着いた雰囲気を演出する。
つぼ市製茶本舗営業部の谷本美花さんは「今回のコラボメニューをきっかけに、もっと堺の情報を発信していきたい。より多くの人に濃厚な抹茶の風味や香りを楽しんでもらえれば」と話す。
営業時間は7時~21時。