大阪・南船場に7月1日、日本初のコーヒー焙煎(ばいせん)機を時間貸しする日本初の専門店「HOME(ホーム)」(大阪市中央区南船場4、TEL 080-3255-5187)がオープンする。運営はフープ。
「コーヒーをライフスタイルに取り入れたい」というコンセプトで2015年11月に小川博章さん、後藤将さん、山田彩音さんの3人で立ち上げた同社。世界中から仕入れたコーヒー豆を販売するオンラインショップを運営しており、同店は初の実店舗となる。
焙煎機を貸す「シェアロースター」はコーヒー文化が発展しているサンフランシスコなどで定着しており、レストランやカフェのオーナーがこだわりのコーヒーを作るために利用するという。小川さんらは「日本にもカフェではなくコーヒーをシェアする場所を作りたい」と考案したという。
広さの82平方メートルの店内に高さ約2メートルのコーヒー焙煎機を置く。カフェスペースは椅子や机を自由に置くことができるようにし、定期的にワークショップも開く予定。ターゲットは南船場で生活や仕事をする人で、「当店でコーヒーを通して、さまざまなネットワークをつくってほしい」という。
シェアロースターは30分で2,160円。1キロ1,500円~ローストする前のコーヒー豆の購入も可能。カフェ利用でひきたてのコーヒー(アイス・ホット=500円)も。ローストしたての新鮮なコーヒーを入れることで、フルーツの甘味や酸味、産地の特性なども味わえるという。同社が販売するコーヒー豆(340グラム、3,120円)なども置く。
小川さんは「コンセプトは『共にイメージできる場所』という意味の『Co Imagine(コ イマジン)』。コーヒーを通して新たなつながりが生まれる場所になれれば」と話す。
営業時間は9時~18時(予定)。