大阪・アメリカ村に7月15日、溶けないアイス専門店「金座和(かなざわ)アイス 大阪アメリカ村店」(大阪市中央区西心斎橋1、TEL 06-4708-8730)がオープンした。運営はバイオセラピー開発研究センター(石川県金沢市)。
同社研究開発責任者の金沢大学の太田富久教授が、イチゴ果実から抽出する「イチゴポリフェノール」がアイスの水分と油分の結びつきを強めて、溶けにくくする性質を持つことを発見。2014年に特許を取得し、室温40度で3時間たっても形を保つアイスを開発したという。同社営業部の豊田将史さんは「溶けないからといって固くなく、ふわっとした口触りが特徴。溶けてべたべたすることがないので、子どもや介護の必要な方も食べやすい」と話す。
4月2日に金沢に1号店を出店したところ、開店前から並ぶ人も。現在は原宿店とアメリカ村店の3店舗を展開する。店舗面積は約33平方メートルで、白を基調とした内装。店内奥に16席のイートインペースを設ける。
メニューは本店が金沢の「ひがし茶屋町」に位置することから、「雪吊り風アイス」(抹茶味)や「前田家家紋アイス」(バニラ味)などの観光名所をモチーフにしたものや、大阪限定の「たこ焼き風アイス」(バニラ・いちご・抹茶味)など溶けないアイス9種とソフトドリンク5種を用意。アイスが「落ちない」ことから、阪神タイガース公認の「阪神タイガースコラボアイス」(バニラ・マンゴー味)も。トッピングはソースを4種、チョコペンを10種、カラービーズを用意しており、自分だけのオリジナルアイスを楽しむことができる。金沢名物の金箔(きんぱく、100円~)も。
営業時間は11時~20時。