なんばマルイと高島屋大阪店の間に位置する南海・難波駅前広場で7月21日、地元商店街や企業などの23団体が参加した「打ち水セレモニー」が行われた。主催は南海電鉄。
打ち水により地面温度は40.5度から35.3度へと5.2度低下した
7月21日~23日に開催する参加型環境保全イベント「なんばエコプロジェクト2017」の一環で行われた同セレモニーは今年で8回目。大阪市観光局のヒートアイランド対策の普及啓発事業である「打ち水大作戦」にも協力する。イベントを通じて、「気軽にエコ活動を体験してもらい、なんばから環境保全の輪を広げていこう」という期待を込める。
セレモニーには、スイスホテル南海大阪のPR部長「みなみモウ」と、日本橋のヒーロー「地球戦士ゼロス」のほか、各団体の関係者が日頃着用している法被や浴衣姿などで集結。近畿大学、エール学園、ヒューマンアカデミーに通う留学生も浴衣姿で打ち水を体験した。
打ち水とは、水が蒸発する際に周りの熱を奪う性質「気化熱」を利用し気温を下げることをいう。「なんばを冷やそう」の掛け声とともに、バケツとひしゃくを持った参加者が一斉に水をまくと、地面の温度は40.5度から35.3度へと5.2度低下した。打ち水に使った水は、なんばパークスの飲食店などで発生した排水をろ過した再利用水を利用した。
22日・23日にはヤマダ電機LABI1なんば(大阪市浪速区難波中2)4階で「エコワークショップ」を開催。丸太切りやエコ工作など、親子で楽しめるイベントなどを行う。参加無料。12時~17時。