カメラ・写真の専門店「カメラのナニワ 心斎橋本店」(大阪市中央区心斎橋筋1、TEL 0120-120-728)店内に、中国領新疆(シンキョウ)ウイグル自治区に居住する「カザフ族」を撮影した写真を展示している。
同展は、ドイツのライカ本社ギャラリーで2006年に写真展を開催した日本人の写真家・TONYさんがライラカメラを使用して今年3月に撮影した写真を展示しているもの。24日より同店で開催する「ライカフェア」に合わせ、店内の柱巻きギャラリーで紹介するもの。
北海道旭川市出身の写真家・TONYさんは、東京工芸大学工学科卒業後、ヨーロッパ、中国、東南アジアなどを放浪。帰国後雑誌を中心にフリーランスのカメラマンとして、現在ファッション、ポートレート、車、建築、風景写真など幅広い分野で活躍する。2005年、銀座ライカギャラリーでの作品が評価され、2006年11月ドイツのライカ本社ギャラリーで写真展「PORARIZASION」を開いた。
中華人民共和国の西端に位置する新疆ウイグル自治区は、チベットと並んで中国が抱える「民族問題の火薬庫」ともいわれる多民族地域。同展は「新疆の土地で、車もアスファルトも必要とせず遊牧生活を続け、『孤高の生き方』を貫いているカザフ族の息づかいが聞こえてくる写真展」(担当者)だという。
店舗西隣のビル4階「カメラのナニワ フォトギャラリー」では、TONYさんによる個展「Inertia~惰性~」を同時開催。中国領新疆ウイグル自治区に加え、中国最北に位置する黒龍江省で撮影した写真を展示する予定。開催期間は5月29日~6月3日。6月1日にはTONYさんによるトークセッションも予定している。トークセッションの開催時間は14時~15時30分。参加費は1,000円、先着20人(予約制)。
同店の営業時間は10時~20時。
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