大阪・日本橋のアニメショップ「アニメイト大阪日本橋店」(大阪市浪速区日本橋西1、TEL 06-6636-0628)2階の特設コーナーに3月23日、「ベルサイユのばら」期間限定ショップがオープンした。
「ベルサイユのバラ」は、フランス革命前から革命前期を舞台に男装の麗人オスカルとフランス王妃マリー・アントワネットの人生を描く、池田理代子さんによる漫画作品。1972(昭和42)年に連載が始まり、いったん完結したが、2014年に40年ぶりに新刊として11巻が発売され人気が再熱。同イベントは、同日に続編の最終話となる14巻の発売を記念して企画した。
同イベントは、14巻の主人公であるオスカルに恋をした町娘・ロザリーの視点で展開。ロザリーから見たオスカルの魅力をプレゼン形式で描いた展示や、ロザリー視点の人物相関図、オスカルを中心とした複製原画を8枚展示する。そのほか、実際のアンドレの等身大パネルや、インスタグラム風の撮影スポットでは「いいね!」数をオスカルの誕生日の数字にするといった細やかな工夫も施す。
3月23日・24日は1日4回(10時・13時・15時・17時)、「アンドレがオスカルにアニメイトの店長として派遣された」という設定の「アンドレ店長」が店内に登場。アニメイトスタッフのコスプレイヤー・内田裕也さんが扮(ふん)する。「アンドレ店長」は、撮影や展示の解説、レジでの接客など行って客と触れ合う。内田さんは「普段のコスプレよりもメークを宝塚風にしてよりアンドレに近づくよう工夫した」と話す。
店内では、「ベルサイユのばら」グッズを約100種販売。同店限定の「オスカルさまチケットファイルコレクション」(486円)、「ファッションチャームコレクション」(648円)などのほか、普段催事とオンラインショップで販売しているクリアファイルやマスキングテープなどの商品を置く。漫画も1巻~14巻まで販売する。
店舗の屋外には、横16メートル・縦6メートルの巨大看板も出現。マンガ内のセリフをアレンジして関西弁で話すマリー・アントワネットを見ることができる。
同企画を担当した島田友加里さんは「ずっとファンで『ベルばら』に関わりたいと思っていたので、夢がかなってうれしい。なかなかないロザリー視点の展示を楽しんでもらえたら」と笑顔を見せる。
営業時間は10時~21時。