高島屋大阪店(大阪市中央区難波5)7階催会場で4月11日、北海道の特産品を集めた「春の大北海道展」が始まった。
日本初の北海道物産展として長い歴史を持つ同展。66回目となる今回は「北海道チーズ」がテーマ。約70店中、チーズをテーマにする店が約20店登場する。
目玉となるのは、2017年に十勝地方の6つのチーズ工房立ち上げた協同組合「TOKACHI PRIDE」が開発した「十勝ラクレットモールウォッシュ」。共同熟成庫で作っており、熟成過程で十勝川温泉の中でもアルカリ性の泉質が含まれる「モール泉」の水で磨くことで、チーズの味をコク深いものにしたという。同組合は「十勝ラクレットドッグ」(681円)を販売するほか、ベーカリー「満寿屋商店」による「十勝モールウォッシュチーズパン」(401円)、低温熟成した「インカのめざめ」を使った「十勝のコロッケ インカとラクレットチーズ」(350円)など、同店限定の「十勝ラクレットモールウォッシュ」を使った商品を各店がプロデュースする。
そのほか、関西初出店の「KINOTOYA」が「エアリーチーズ」(301円)の焼きたてのスフレ生地に、「グラナパダーノチーズ」を削りかけて実演販売するほか、自社で約500頭の牛を飼育する「カントリーホーム風景」によるチーズ3種を使ったソフトクリーム(432円)、フレッシュチーズを販売するコーナーなどが登場する。
チーズ以外にも、野付半島直送の生ホタテを使う「野付産ほたて食べ比べ弁当」(2,484円)や、「道産炙(あぶ)りバフン&ムラサキウニ2種食べ比べ丼」(2,700円)など海鮮類が登場するほか、イートインコーナーでは北海道産タラバガニをのせたラーメン「濃厚味噌(みそ)たらばスペシャル」(1,512円)や、釧路の人気店「鮨茶寮 色彩」が創作ずしを振る舞う。奥のコーナーには約300点の北海道土産並ぶ。
同社企画担当の鈴木一徳さんは「『インスタ映え』や『本物志向』など近年の傾向から、チーズの注目が高まってきている。日本最長の北海道展として、プライドを懸けて本物のチーズの良さを伝えていけたら」と意気込む。
営業時間は10時~20時(金曜・土曜は20時30分、23日は17時まで)。今月23日まで。