高島屋大阪店(大阪市中央区難波5)7階で5月23日、野菜をテーマにしたイベント「WE LOVE ベジ~ベジタブルコレクション~」が始まった。
同店で野菜をテーマにしたイベントを行うのは今回が初めて。健康意識の高まりや、SNSで野菜が持つカラフルな色合いが人気を得ているほか、大阪が野菜の摂取量が全国的に見て低かったことから「野菜の魅力をもっと知ってほしい」と企画した。
同イベント担当者の齋藤真紀子さんは「野菜は主役ではなく脇役のイメージだが、野菜も主役になれることに気づいてもらいたい」と話す。野菜を使った飲食店や、野菜に特化した調理器具やグッズを扱う店など約30店が出店する。
イートインコーナーでは、野菜料理専門店「菜の音(なのね)」(福島区)が「野菜のおすし」を販売する。マグロに見立てたトマト(216円)や、穴子に見立てた素揚げしたナス(同)など、魚介そっくりの野菜を楽しむことができる。このほか、「ソラノイロ」(東京都千代田区)が、パプリカを練りこんだ麺にキャベツやニンジンでダシをとったスープに野菜をトッピングした「ベジソバ」(852円)を販売。フルーツや野菜をふんだんに使ったサンドイッチ専門店「ノースショア グリーン」などが出店する。
全国各地から野菜を集めるセレクトショップ「野菜ソムリエの店 のら」や、和泉市や富田林市の農家による「南大阪マルシェ」は、生産者やソムリエが野菜を対面販売する。野菜を使ったジェラート専門店として、自家農園野菜を使った「農家のジェラテリア キミノーカ」と、岡山県産のパクチーやトマトを使った「岡山・ミルク工房ジェラテリアMISAO」が出店するほか、奈良県産の野菜を使ったキッシュ専門店「レ・カーセ」も出店する。期間中は特設コーナーで、野菜に関するイベントを行う。
齋藤さんは「大阪は単身や共働きの人が多いため、野菜の摂取量が少ない。そういった人にこそ楽しんでほしい。野菜のアイスやすしなどハードルを低くしたので、ぜひ野菜嫌いの方も来ていただければ」と呼び掛ける。
開催時間は10時~20時(金曜・土曜は20時30分まで、最終日は17時まで)。今月28日まで。