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なんばパークスにディーン・フジオカさん 「海を駆ける」舞台あいさつで

なんばパークスシネマに登場したディーン・フジオカさん

なんばパークスシネマに登場したディーン・フジオカさん

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 なんばパークスシネマ(大阪市浪速区難波中2)で5月27日、前日に公開が始まった映画「海を駆ける」の舞台あいさつが行われ、主演のディーン・フジオカさんと、深田晃司監督が登場した。

フォトセッションの様子

 インドネシア・スマトラ島のバンダ・アチェで昨年8月、約1カ月にわたりオールロケを行った同映画。海岸に突然現れた謎の男ラウ(インドネシア語で「海」)が、さまざまな奇跡と事件を起こしていくファンタジー。主人公ラウをフジオカさん、インドネシアで生まれ育った大学生のタカシを太賀さん、タカシの母親・貴子を鶴田真由さん、タカシのいとこ・サチコを阿部純子さんが演じる。

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 上映終了後、満席のファンに出迎えられたフジオカさんは、インドネシア語で「インド洋に突っ込んで、出てきて、髪を洗って、服を着て、今来ました」とすらすらとあいさつ。それを受けて深田監督も「テレマカシ(ありがとう)」とインドネシア語であいさつした。

 ジャカルタに家族が住んでいるというフジオカさんだが、「撮影地となったアチェはジャカルタから遠く、独立戦争をずっとやっていたエリアというイメージ。普通は映画を撮ろうとは思わない場所」と話すと、深田監督は「2004年のスマトラ島沖地震で(インドネシアでは)約17万人が亡くなり、アチェは最大の被災地だった。3.11を経た日本の人たちにアチェと出合ってほしいと思った」と話した。深田監督は2004年にバンダ・アチェを訪れており、映画のアイデアを温めていたという。

 作品についてフジオカさんは「不思議な作品。エンディングに皆が海を駆けるシーンがあって、そこにメッセージがあるわけではないが、達成感、疾走感みたいなものを脚本を読んだ段階で感じた。このシーンを、映画館もない、映画を撮る機能もないアチェでどうやって撮るんだろうと思った」と撮影前のエピソードを振り返った。そのシーンについて深田監督は「海岸に40メートルぐらいの陸橋を作って撮影した。水面が満ちてきた時のちょうどよい深さは1日2回、30分あるかないかのタイミングで、気合と集中力勝負の撮影だった」と話した。

 NHKの連続テレビ小説「あさが来た」の五代友厚役としても知られるフジオカさんは、最後に詰め掛けたファンに向けて「帰ってきたでー」と呼び掛けると、ファンから「お帰りー」と声援が飛んだ。