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南船場で「slow boat展」 モノクローム写真、日本各地で撮影

「slow boat」の1枚目になっている写真

「slow boat」の1枚目になっている写真

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 大阪・南船場のギャラリー「ソラリス」(大阪市中央区南船場3、TEL 06-6251-8108)で8月7日、写真展「slow boat」が始まった。

完売した表紙にもなっている蝶の作品

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 写真家の尾仲浩二さんが1983(昭和58)年~1999年まで日本各地を旅して撮影した写真集「slow boat」から抜粋した21枚を展示する同展。展示する写真は、2000年以降ネガカラーへ移行した尾仲さんが撮影した最後のモノクローム写真で、約8割を地方で撮影した。尾仲さんのモノクローム写真の中で「最も大切な作品」という。

 「slow boat」は、2003年に蒼穹舎(そうきゅうしゃ)から出版したが、すぐに絶版になり、その後ドイツと中国の出版社から再販した。会場に並ぶ展示作品は販売も行う。物販では、尾仲さんの写真集約15種類と、ピンバッジ2種類、トートバッグ1種類を販売する。ピンバッジとトートバッグは日本初販売となる。

 同ギャラリーの橋本大和さんは「尾仲さんの作品は、誰もが見たことのあるような光景を撮ったもの。見る人に写真を押し付けないので自由に楽しめる。印画紙上で表現していることは、作家が一番表現したいもの。デジタル写真と違ってトーンの豊かさなども楽しめる」と解説する。

 開催時間は11時~19時。入場無料。月曜休廊。8月19日まで。

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