大阪市は2月1日より、中央区戎橋筋・心斎橋筋地域を「路上喫煙禁止地区」に指定した。同日には、なんば高島屋前広場でオープニングセレモニーや、街頭啓発活動が行われた。
喫煙マナーの向上、環境整備のために制定した「大阪市路上喫煙の防止に関する条例」(平成19年4月施行)に基づいたもの。大阪市ではすでに、御堂筋及び大阪市役所・中央公会堂周辺、都島区京橋地域を路上喫煙禁止地区としており、指定は3カ所目。エリアは、心斎橋筋の長堀橋から戎橋・戎橋筋を通り高島屋前までの1本通りで、違反者からは過料1,000円を徴収する。
同日朝に開催されたオープニングセレモニーには、心斎橋筋商店街振興組合理事長の平田康雄さん、中央区長の吉村浩さん、環境局長の北辻卓也さんが登場。平田理事長は「このエリアは、多くの外国人観光客が訪れる。今年6月にはG20大阪サミット、2025年には国際博覧会を予定しているので、今回の指定が大阪のイメージアップとなり、さらなる観光・商業振興につながれば」と話した。
セレモニー後は、商店街関係者のほか、大阪市の路上喫煙禁止の啓発キャラ「アカンずきん」や中央区のマスコットキャラ「ゆめまるくん」などが、通行人らに「路上喫煙禁止地区」の啓発ティッシュを配布した。
「中央区戎橋筋・心斎橋筋地域 路上喫煙禁止地区の指定の開始」に伴い、同日から新たに、長堀橋三休橋交差点西側に喫煙所が設置された。