大阪産の食材を用いた料理「大阪料理」を「割烹(かっぽう)」スタイルで提供する「食彩と縁 小森」(大阪市中央区南船場1、TEL 06-6261-7667)が3月16日、オープンした。
「京料理」や「江戸料理」に比べて、「大阪料理」は広く知れ渡っていないことから「もっと多くの方に『大阪料理』を知ってもらいたい」とオープン。大阪料理の老舗店「浅井東迎(あさいとうげい)」(同)で20年間修業を積んだ森忠彦さんが料理長を務める。
「大阪人持ち前の創意工夫を施した料理」が特徴の大阪料理。ウニとイカ、タケノコとフキなど相性が良い組み合わせを楽しめる一品料理を日替わりで提供。食材は、森料理長がその日近隣の市場で仕入れた旬の野菜や魚を使う。提供時に使用する器の一部は、大阪港の海底粘土で作られた焼き物「難波津焼(なにわづやき)」を採用した。「料理は自分の好みの酒で楽しむのが1番」という森料理長の考えから、日本料理店には珍しく、スパークリングワインや赤ワインなど幅広い種類の酒をそろえる。
33平方メートルの店内には、カウンター7席・個室13席の全20席を設ける。「言葉からもうま味は伝わると僕は考えている」と話す森料理長。カウンター席では、森料理長による食にまつわる豆知識を交えた話も楽しめる。客単価は約8,000円。
営業時間は18時~翌2時。火曜定休。