「エディオンなんば本店」(大阪市中央区難波3、TEL 06-6630-6733)が6月7日、オープンする。
なんばマルイの東側、旧精華小学校跡地に出店する。エディオン(大阪市北区)の旗艦店で、地下1階、地上9階建て、売り場面積は同社では最大となる4701坪を誇る。「体験と体感」「発見と感動」をテーマに、「五感で楽しんでもらう店を作った」と久保允誉(まさたか)社長。出店について「5年前から話があり、3年前に契約できた。大阪に旗艦店ができることで、大阪でのエディオンのイメージを高めることができる。年間2000万人の来店を見込んでおり、当然採算は取れる。インバウンド比率は3割を見込んでいる」と話す。
外観は、なんば駅前広場(なんばマルイと、高島屋大阪店の間の広場)に面した開口部を中心にガラス張りとし、1階のメインエントランス横に縦長の巨大なデジタルサイネージを設置して視認性を高めた。メインエントランスを通過して東側の通りに抜けることもでき、建物東面の一部には旧精華小学校の校舎で特徴的だったアーチ状の外観を復元した。
売り場は1~9階の9フロア構成。メインエントランスから続く1階では、スマホ、スマホアクセサリーを取り扱う。宝島社の雑誌「SWEET」「SMART」「MonoMax」とコラボしたスマホケースを取り扱うコーナーのほか、中央のエスカレーター横には55インチのデジタルディスプレーを54枚つなげた「LGウォール」を設置。日本の四季折々の映像を流す。
2階は55インチの9面マルチモニターを備え、さまざまなゲームを体験できるe-スポーツコーナーや、飛行体験ができるドローンコーナーを設け、家事や知育用のロボットを取り扱う。3階はヘッドホンやイヤホン、本格的なオーディオ製品のほか、2020年の東京オリンピックのグッズも取り扱う。
4階はインバウンド客も意識し、資生堂の化粧品「エリクシール」のコーナーや、ルームランナーなどのジムマシンやマッサージチェアなどを展示する「エディオンジム」コーナー、女性が1時間300円で化粧直しやヘアメークなどができるブースを備えたパウダールームを設置する。5階は、21種類の生豆を取り扱うコーヒー焙煎(ばいせん)コーナー、調理家電を使った調理実演を行うキッチンスタジアムなどを設ける。
6階は、広島の酒店と提携し、全国の銘酒、焼酎、日本産ワインをほぼ定価販売する「日本酒店」、八尾市の雑貨・インテリア店「友安製作所」のホームDIYコーナー、バーベキューなどのアウトドアコーナーを設ける。7階は、レゴ、トミカ、シルバニアファミリーなどの玩具、プラモデルを取り扱うほか、カプコンの「モンスター・ハンター」のリオレウスの実物大頭部立像フォトスポット、ガンダムプラモデルを組み立てるレンタルルーム「エディオンビルドベース」などを設ける。
8階はインバウンド客をターゲットに、高級時計売り場、忍者体験ができるスポット、580種類以上のステンレスボトルをそろえる売り場を展開する。9階は全国各地の人気ラーメン店を9店舗集めたラーメンパーク「なんばラーメン一座」が出店。大阪のお祭りをテーマにした内装で、さまざまなラーメンを提供する。
営業時間は、1~6階=10時~21時、7・8階=10時~22時、9階=11時~23時。