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南海なんば駅に大学生社長が手掛けた無人カフェロボット AI機能で需要を予測

開発者の中尾さん

開発者の中尾さん

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 AI機能を搭載した無人カフェロボット「ルートシー」の実証実験が8月1日、南海なんば駅(大阪市中央区難波5)で始まった。

無人カフェロボット「ルートシー」

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 ニューイノベーションズ(東京都文京区)が開発した同ロボット。ベンチャーキャピタルなどから7,000万円を調達し、実現した。南海なんば駅2階南口改札となんばスカイオ1階ロビー前に設置する。1日160~200杯の販売を見込む。

 同ロボットには事前に気温や時間帯によるコーヒーの消費量をデータとして入力している。データを基に利用者数を予想し、あらかじめコーヒーを機械内で作ることによって短時間で提供できる仕組みを作った。運用を続けることでAI機能によってデータを修正し、精度を高めていくという。選べるメニューは、コーヒーとカフェラテ(以上300円)でそれぞれホットとアイスを用意する。メニュー選択から支払いまでスムーズに行えように、決済は電子マネーのみ。将来的にはメニュー選択からコーヒーを提供するまで5秒で完結することを目指す。

 中尾渓人(けいと)社長は中学生時代からロボット作りを始め、日本代表としてロボットコンテストの世界大会に出場。高校1年生のときには同大会で入賞した経験を持つ。無人カフェロボットを作るきっかけについて「コーヒー店やコンビニで毎日同じものを買うのに、行列に並ばなければならないことに疑問を持っていた」と話す。

 今後について、山田奨(つとむ)副社長は「ロボットと連動したアプリを開発する予定。(アプリを導入すれば)砂糖やミルクの項目も選べるので、より好みに合わせたコーヒーが提供できるのでは」と話す。

 営業時間は7時~19時。今月31日まで。

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