タイのリゾートホテル「センタラ・ホテル&リゾート」が2023年半ば、なんばパークスの南側に日本初進出する。
センタラ・ホテル&リゾート(タイ・バンコク)と、大成建設(東京都新宿区)、関電不動産開発(大阪市)の3社が出資者間協定を締結し、特定目的会社「Centara Osaka 特定目的会社」(東京都千代田区)を設立し、ニッピ(東京都足立区)が所有する大阪市浪速区難波中2の土地にホテルを建設する。Centara Osaka 特定目的会社は、ニッピより土地を貸借する南海電鉄から同土地を転貸借する。賃貸借契約期間は2020年4月~2075年3月の55年間。
場所は、なんぱパークスの南側で、ヤマダ電機「LABI1なんば」と南海電鉄の高架に挟まれた場所にあり、現在は駐車場「タイムズ難波中央」として使われている。敷地面積8915.34平方メートルのうち、北側の4404.72平方メートルをホテルとして開発し、南側の4510.62平方メートルは引き続き駐車場として利用する。
センタラ・ホテル&リゾートは、世界13カ国で1万3000を超す客室数を運営するホテルブランドで、今回が日本初進出。建築するホテルは、地上34階、客室数515室で、高さ142メートル。フィットネスセンター、レストラン、宴会施設などを備える。開放的なロビーは、タイと日本の文化を融合したデザインになるという。最上階には、会議やイベントのためのスペースや、ラウンジ、大阪の景色を楽しめる屋上レストラン・スカイバーも計画する。