システム開発会社「ビヨンド」(大阪市浪速区湊町2)が2月26日、オンラインゲーム上で新卒向け会社説明会を行った。
システム開発やサーバー事業を手掛ける同社が企画。仮想世界の中で自由にブロックを配置して建築を楽しんだり、冒険したりできるオンラインゲーム上で会社説明会を行った。
参加者はあらかじめ、自身の分身となるキャラクターを作成。会社説明会らしく、スーツを着たキャラクターから、茶髪で派手な色の服を着たキャラクターまで8人が参加した。同社がクラウドの構築も手掛けることから、「雲」の上で説明会はスタート。資料などは配布せず、建築した壁面ブロックに文字を投影。ユーチューブ上で説明会の様子を配信し、原岡昌寛社長と広報の藤沢海さんが企業理念などを説明した。
熊本県や広島県、東京都などから集まった学生からは「オンライン上で聞けてとても楽でした」「新鮮で楽しかったです。ありがとうございました」など同社の試みを好意的に受け取るコメントが多く見られた。
原岡社長は「地方大学生が抱える就職活動の問題として、多額の交通費が挙げられる。オンライン上で実施することで少しでも優秀な人が集まれば」と話し、続けて「今回扱ったゲームの構成が当社の主な仕事であるサーバーの構築と似ていることから、会社内容をより深く理解してもらえると同時に、当社としても学生のパソコン知識の有無を見極める判断材料にもなる」と狙いを話す。
次回は3月11日19時~20時に開催予定。