お笑い応援バー「舞台袖」(大阪市中央区西心斎橋2、TEL 080-6176-0467)が2月15日、心斎橋に移転オープンした。
せり上がりセンターマイクを模した改造カウンターによる「せり上がりドリンク」
同店は、会社員だったお笑い好きの加藤進之介さんが「面白くてお客さんも呼べるのに芸人の給料だけでは食べていけない芸人の現状を少しでも打破したい」との思いから、2019年6月に日本橋にオープン。加藤さんが吉本の芸人養成スクール出身であることから、オープン当初は芸人仲間の来店が多かったが、SNSや口コミで広がり、現在はお笑いファンを中心に親しまれている。今回より広い場所を求め、クラウドファンディングで170万円を集めて移転をした。
ドリンクは100種類以上を用意し1杯500円~、フード類は350円~提供する。出身地や衣装の色、グラスの高さなど、芸人それぞれをイメージしたカクテルや、なんばグランド花月のせり上がりセンターマイクを模した改造カウンターによる「せり上がりドリンク」など、ユニークな仕掛けも。芸人には飲食代金を伝えず、自由な金額を支払う「投げ銭制」を採用し、無料でも提供する。
店内にはカウンター7席、テーブル20席を設けるほか、ライブを開催するステージを併設。ライブのチケット代金だけでなく、ライブ後の客の飲食代金まで出演芸人に還元する。「前の場所は25人が定員だったが、移転により60人まで入れるようになった。週に3回ぐらいライブを開けるようにしたい」と加藤さんは話す。ライブの予定はSNSで発信する。
営業時間は20時~翌1時。