大阪・ミナミの地下街「なんばウォーク」が3月6日、開業50周年を迎えた。同日から8日まで「50周年大創業祭」を開催している。
なんばウォークは、大阪万博の開幕を9日後に控えた1970(昭和45)年3月6日、「ミナミ地下センター虹のまち」として1期部分(御堂筋なんば駅~四つ橋線なんば駅間)を開業。翌年の2期工事を経て全面開業すると、「東洋一の地下ショッピングモール」として話題を呼んだ。
関西国際空港が開港した1994(平成6)年4月に現在の「なんばウォーク」に名称変更、リニューアルし今日に至る。220店舗あるうち55店舗が開業から現在まで業態を変えたり店の位置を変えたりしながらも営業を継続しているという。全長は715メートル、総面積は3万7881平方メートル、店舗面積は1万5447平方メートル。通行量は1日16万人。
「50周年大創業祭」として当初、1970年大阪万博とコラボし、コンパニオンの衣装(復刻版)を着用したモデルの来場や、当時のパビリオンスタンプ(複製品)によるスタンプラリー、巨大ガチャガチャによる抽選会などを予定していたが、新型コロナウイルスの影響を受け、これらのイベントを中止。開業当初のパンフレットや虹のまちの写真パネル、これまでの歴史を記したパネルをクジラパークで展示するほか、飲食店を中心とした45店舗が参加し「50周年」「虹のまち」にちなんだ限定メニューを提供する企画のみを実施する。
飲食メニューでは、甘党まえだの「甘党セット」(700円)と、大ざわの「ふぐ皮湯引き」(480円)は、開業時の人気メニューを復刻。50周年にちなみたこ焼き50個入りの会津屋「元祖たこ焼きメガ盛り」(1,970円)、トーストに生クリームで「50」と描いたBONNARD「生クリームトーストセット」(350円)など、50周年記念メニューなどを用意する。