浴衣や甚平など夏を感じられるアイテムを集めたイベント「2020NIPPONの夏~ここちよい夏の過ごしかた~」が7月29日、高島屋大阪店(大阪市中央区難波5)1階で始まった。
新型コロナウイルスの影響で花火大会など夏のイベントの中止が相次いでいることを受け、「少しでも夏を感じられるように」と企画。浴衣や甚平、お香、風呂敷、サンダルなど約3000点を取りそろえる。
今年はマスク需要が多いことを受け、約120種のマスクも用意する。福岡県南部で製造する綿織物「久留米絣(くるめがすり)」を使ったマスク(2,200円)、新潟県の麻織物「小千谷縮(ちぢみ)」で作った「小千谷ちぢみマスク」(1,980円)など伝統技術を使ったマスクをそろえる。着物ブランド「音遊」(大阪府堺市)は着物と対になったマスク(3,300円)を販売。音遊の宮田真由美社長は「今年はコロナ禍で浴衣の売り上げが落ち込んでいる。生地を無駄にしたくなくてマスクを作った」と開発経緯を話す。
初日は浴衣姿の従業員7人が店頭で打ち水イベントを実施。ひしゃくで水をまく姿に、通行する人はつかの間の「涼」を楽しんだ。
営業時間は10時~20時。8月18日まで。