大阪観光局(大阪中央区)と日本忍者協議会は2月22日、日本の文化「忍者」で観光を盛り上げようと「忍者の日宣言 in 大阪」をエディオンなんば本店(難波3)で発表した。
日本忍者協議会は「忍者」文化を世界に発信していくことを目的に活動する組織で、自治体や民間企業で構成されている。同組織ではこれまでに、2月22日を「忍者の日」として制定したほか、日本科学未来館(東京都江東区)で忍者に関する企画展の開催や、エディオンなんば本店8階に忍者体験施設を出店するなど「忍者ブランド」の認知向上に取り組んできた。
イベントに登壇した大阪観光局の溝畑宏理事長は「『忍』という文字には、今の日本に必要な精神が色濃く表れている。耐え忍んでコロナが収束したあかつきには、大阪が窓口となって忍者の魅力を発信していく」とあいさつ。
会場では、伊賀流忍者博物館名誉館長の川上仁一さんが印の実演を披露。最後は溝畑理事長が「大阪から世界に向けて、耐え忍ぶ心を養う『忍』の精神を発信し、コロナ禍を乗り越え、寛容な心で共生できる社会を目指します」と誓いの言葉を読み上げた。