「おおきに心斎橋ビル」(大阪市中央区西心斎橋1)の外壁塗り替えが3月13日に完成し、カラフルなアートが描かれた建物に生まれ変わった。
不動産事業を手掛ける「おおきに商店」は2018(平成30)年から、街の活性化を目的に「おおきにアートプロジェクト」として自社物件をアートで彩る活動に取り組んでいる。これまで黒田征太郎さんやjunichiさんが参加してきた。
第5弾となる今回のプロジェクトはポップアーティストのハタヤママサオさんが参加。ハタヤマさんはこれまでに、大阪水上バスの全面ペイントや関西・大阪万博の応援イベントビジュアルなどを手掛けてきた。同プロジェクトでは全高30メートルのビルに「生命力」「成長」をイメージさせる「HOPE TREE(ホープ・ツリー)」と名付けた壁画を描いた。
ハタヤマさんは「こんな時こそ街に元気が必要。見たら希望が湧くデザインをイメージした」と話す。「街の中にアートがあることで気軽に芸術に触れてもらえる機会になる。『HOPEってどんな意味なんやろう』など会話が広がっていけば」とも。